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●まりこびっちの部屋へようこそ●
2002年2月号 【Vol.13】
<静岡の自慢>
毎度〜!まりこびっちでーす!!お元気ですか?
梅園では、梅の花が咲き誇っていますが、
まだまだ低気圧の影響で、冷たい強風の日がまだまだありますね。
健康に気をつけてお過ごし下さい。
さて、今月は『黒はんぺん』を特集しました。
何やら、『静岡おでん』がブームらしく、町おこしムードが漂っています。
巷の噂では、各地で『静岡おでんツアー』を開催する予定があるとのこと。
ワタシたち静岡人にとっては、あの濃い色のだしがあたりまえですが、
県外の人たちには珍しいもののようです。
家で作るおでんでは、なかなか濃い色のだしは作れませんね。
『静岡おでん』のだしは一見味が濃いと思われがちな色ですが、あのだしを飲むことは滅多に無いことでしょう。
関西、関東では昆布だしに薄口醤油を使っているらしいです。静岡のは牛スジのだしに濃口醤油。
しかし、塩分量は薄口の方が多いのです。
したがって、静岡のだしの色は濃いけれど、味を比べたらそんなに塩辛い味ではないのです。
牛スジのだしが効いたコクのあるだしで煮たおでんは、中までしっかり味が染み込んでいて、だし粉と青海苔だけで味わえます。
駄菓子屋風『静岡おでん』は見た目は素朴ですが、リーズナブルで素材の味わいが充分感じられるものです。
そして、ぬかどこではありませんが、長い年月継ぎ足して使っている店のものほど、色も濃く、コクがあるように感じました。
今回、『黒はんぺん』や『静岡おでん』を食べる機会が多くあったわけですが、
ワタシは基本的にこれらの味が好きなんだということを実感しました。
県外からのお客さんが来たら、ぜひ味わっていただきたいと思います。
静岡ならではの自慢の味ですから。
では、春の足音が聞こえてくるまで、寒い季節の愉しみを満喫しましょう!