この世の経済を支える趣味の世界!
大袈裟なタイトルになってしまいましたが、それくらい趣味
の分野は多岐にわたり、生活の他の部分を犠牲にしてでもお金
をかける方も多くいらっしゃるようです。
当店でも○○モデルの限定ギターを衝動買いして奥さんに怒
られてしまったとか、若い頃六畳の部屋では活かし切れないと
解っていながら、百万円以上もする大型スピーカーを買って、
部屋の隅で小さくなってレコードを聴いていたとか、イタリア
の旧車を修理工場で見つけ、安く買ったは良いが、その後二倍
以上のお金を掛けながらもセカンドカーをメインに使う事を余
儀なくされているとか・・・、 経済に貢献している趣味人間を自
認する方たちの会話で盛り上がることも良くあります。
当然ながらお酒の好きな方も多くお見えになるのですが、意
外と趣味として捉えている人は少ないようです。 やはり趣味
の会話を盛り上げてくれる存在の方が似合うのでしょうか。
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「価値観の違いだよ!」…なんとも便利な言葉ですね。
「時が全てを解決する」とはよく言ったものだが、話が平行線
で、その“時”を待っていられない時には「価値観…」でけり
が付く事も多い。
飲食店では、その店なりのスタイルで提供する料理や飲み物、
サービスに対して料金を設定しますが、これは営業形態や個々
の店によってあまりにも差がありますね。そしてお客様もその
“差”がある事自体は受け入れてくれているようです。
しかし料金設定そのものには納得して受け入れてるとは限りま
せん。そこで「価値観…」が活躍します。
当店でもスタンダード品の十倍の仕入れ価格のこだわりのウ
イスキーを三倍に抑えて提供しても、「これがこの値段で飲め
ちゃうの!」という反応から「一杯でこんなにするの!」とい
う反応まで様々です。
店側のこだわりは必ずしもお客様に伝わりません。価格・料金
は店が決めますが、価値はお客さんが判断します。さて、当店は
お客様からどれ程の価値を感じ取って頂いているでしょうか…。
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