新たな年を迎える・・・言い換えれば年輪を重ねる・・・、そ
れは人間の体にとって、精神面にとって、自然にとって、
それぞれ作用も意味合いも違ってくるでしょう。
熟成の極みによって美味しくなるというウイスキーの場
合、その限界は三十年位とも言われますが、蒸留の仕方、熟
成環境によっても変るようです。それに趣味の世界と考え
ると、歴史を重ねたロマン、ヴィンテージに対する想い、
資料的価値なども加味すると更に複雑ですね。
では人間の熟成の限界はどうでしょうか…、寿命との関
係は・・・、円熟と老化・・・紙一重ですね。しかし食品や飲料
にとっての熟成と腐敗の関係とはちょっと違いますね。
歳を取るということは、その人の考え方によって余りに
も違います。人間には、その年齢なりの人生の楽しみ方が
あると思います。自分で意識して加齢を熟成にする事によ
り、それは更に膨らむでしょう。 さて私は自分をどれだ
け熟成させる事が出来るでしょうか・・・。
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ハードとソフト、コンピューターの世界では機械とそれ
を動作させる信号を指しますが、音楽の場合はそれと同時
に、曲調としてハードな曲、ソフトな曲という使われ方も
しますね。
お酒の世界ではハードリカーといえばウイスキーや、ジ
ン、ウォッカなどのアルコール度数の高いお酒を指し、ソ
フトリカーはワインや日本酒、ビールなどの度数の低いお
酒を指すのですが、ソフトドリンクという言い方になると
ジュースなどのノンアルコール飲料になります。
人間の場合、硬派、軟派という使われ方もしますが、ど
ちらか偏り過ぎる事なく、固い信念に柔軟な姿勢が理想と
いえるのでしょうか。
当店も十五年以上頑なに守り続けている面もありますし、
お客さんや状況によって対応したり、時代と共に変化して
いる事もあります。それぞれのお客さんでそんなところを
感じ取って頂ければ幸いです
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