2007年3月15日 (木)
|
|
|
“ 昨日本欄に書いた文を読んでいて思いました。 覚えなければならない事がいっぱいある・・・と書きながら、最近お客様との会話で「最近はモルトや他のお酒もいっぱい出て覚えきれないですよ・・・」
” と5日に書き始めて、あ!確定申告まだだった!・・・と中断したまま10日間、何とか申告も終わりこのページの続きに戻ってきました。
書いている途中で中断し、そのまま忘れてしまったり、タイミングを逸して書くのを止めてしまったりした事はこれまでにも多くありましたが、今回は覚えていました。
いやホント、スコッチのモルトだけでも蒸留所数は大して変わっていないのに、REMEMBERがモルトを扱い始めた19年前は10数カ所の蒸留所銘柄と、4,5社の瓶詰め業者を知っていれば事足りたのですが、今では同一蒸留所でも熟成年数の違いだけでなく、熟成樽の違いやピートの焚き方の違いからレプリカ等の企画物(?)まで、ボトラーズも瓶詰め設備を持たない業者も含め、数え切れないほど増えています。
瓶詰めしないボトラーズというのもおかしな言い方ですが、樽を自ら用意し、自社で熟成している業者もあれば、レストランやホテルが瓶詰め業者に委託し、自らのブランドを冠してリリースした物もボトラーズとして扱われる事があるようですから、他の世界と同じように、時代と共に言葉の意味が拡大解釈されてゆき、みんなが使えば市民権を得てしまう・・・。
更に “少量多品種” という時代的流れで商品サイクルが短くなり、シングル・カスク物の増加がそれに拍車をかける。 そしてマニア心理を突いた限定物が出たり、果てはTV番組の影響もあってか、品質の見極めも成されないまま、“古けりゃいいだろ”
的なネット上でのオールド・ボトルの高騰。 いやいや、仕入も何かと大変です。
忘れっぽくなった私の頭に他のお酒や音楽を含め、これらの情報を詰め込むのはきつくなってきました。・・・ここまで書いて自分で振り返ってみると結局これが言いたかったのか?・・・いや、最初の確定申告を含め、更新しない言い訳を書きたかったのでは・・・。
|
|
|